ツバメの巣、勝手に撤去しても大丈夫?巣立ち後・雛の落下時に知っておきたい大切な知識

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こんにちは、在宅ワーママの実彩です。7歳の娘と4歳の息子、夫の4人暮らしで、日々慌ただしくも楽しく暮らしています。

毎年春になると、我が家の軒先にもツバメが巣作りを始めます。その可愛らしい姿に癒される一方で、フンの問題や子どもたちの安全も気になってしまうことも…(^^;)

今回はそんなツバメの巣について、「撤去してもいいの?」「雛が落ちたらどうすれば?」「巣はそのままにしていいの?」など、ママ目線で気になるポイントを徹底解説していきます!

ツバメとのやさしい共生のヒント、ぜひ最後まで読んでくださいね♪

 

  1. ツバメの巣は法律で守られている?知らずにやると違法になるケースとは
    1. 鳥獣保護法って何?ツバメも守られている理由
    2. 巣の撤去が禁止される期間とその理由
    3. 許可なしの撤去は罰せられる可能性がある?
    4. 巣立ち後でも注意が必要なポイント
    5. 自治体に相談すべき具体的な状況とは?
  2. ツバメが巣立った後、巣はそのまま放置していいの?
    1. 巣立った後の巣には再利用の可能性がある
    2. 残された巣にいる寄生虫やフンの問題
    3. 清掃や撤去のベストタイミングとは
    4. 巣を再利用させるメリットと注意点
    5. 鳥にやさしい巣の管理方法とは?
  3. 雛が落ちた!そんな時どうする?正しい対応とNG行動
    1. 雛を拾ってもいい?法律とモラルの話
    2. 親鳥は雛を探している?見守りが基本の理由
    3. 巣に戻せるケースとそうでないケース
    4. 保護が必要なときの連絡先と対応フロー
    5. 感染症対策として気をつけたいこと
  4. なぜツバメは毎年同じ場所に巣を作るの?
    1. ツバメの驚くべき帰巣本能
    2. 同じ巣を使うリスクとメリット
    3. 古巣を選ぶ時のチェックポイント
    4. 人間との共生を選ぶ理由とは?
    5. 観察を楽しむためのポイントとマナー
  5. トラブルにならないために:ツバメとの上手な付き合い方
    1. 近所トラブルにならない巣の管理法
    2. 雨樋や玄関に作らせない予防対策
    3. 人にも鳥にもやさしい「共生」のアイデア
    4. 学校や店舗での対応方法と注意点
    5. 子どもと一緒に学ぶツバメの生態と守り方
  6. まとめ:ツバメとやさしく暮らすために

ツバメの巣は法律で守られている?知らずにやると違法になるケースとは

鳥獣保護法って何?ツバメも守られている理由

ツバメの巣を見つけて、「フンで汚れるし、取ってしまおう」と思ったことがある人も多いかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!実はツバメの巣を勝手に撤去することは法律で禁じられていることがあります。
それが「鳥獣保護管理法(鳥獣保護法)」です。
この法律は、野生動物や鳥の保護を目的としたもので、ツバメもその対象に含まれています。

ツバメは渡り鳥であり、日本に来て繁殖する大切な存在とされています。そのため、営巣(巣作り)・抱卵(卵をあたためる)・育雛(ヒナを育てる)といった期間中の巣の撤去は、法律違反となることがあるのです。

特に、ヒナや卵がある状態で巣を撤去することは、親鳥や雛の命を脅かす行為とみなされ、懲役や罰金の対象になることも。
悪気がなかったとしても、法律に違反してしまえば罰せられる可能性があります。
ですから、「ただの鳥の巣」と軽く見ずに、まずは法的な立場や保護の必要性を理解することがとても重要です。

 

巣の撤去が禁止される期間とその理由

ツバメの巣を撤去してはいけない時期は、主に春から初夏にかけての「繁殖シーズン」です。
具体的には、4月〜7月頃までが該当します。
この期間はツバメが巣を作り、卵を産み、ヒナを育てるという非常に重要な時期です。

人間で言えば、子育て真っ最中の家庭を勝手に壊すようなもの。
この時期に巣を撤去してしまうと、親鳥が育てられなくなり、ヒナの命が危険にさらされます。

撤去の是非を判断するには、「巣の中に何があるか」を確認する必要があります。
ヒナがいる、卵があるといった場合は、絶対に撤去してはいけません。
仮に空の巣だったとしても、再利用される可能性もあるため、慎重に行動する必要があります。

 

許可なしの撤去は罰せられる可能性がある?

実際に、無断でツバメの巣を撤去して問題となったケースは少なくありません。

鳥獣保護法に基づいて、地方自治体が撤去の許可を出す制度がありますが、それを経ずに行えば、違法行為とみなされ、罰則を受ける可能性もあります。

たとえば、環境省が定める基準では、「許可なしに捕獲・殺傷・卵の採取・巣の撤去をしてはならない」と明記されています。違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されることもあります。

つ軽い気持ちで巣を壊してしまうと、法律違反として大きなトラブルにつながる可能性があるということです。
もし本当に撤去が必要な場合は、まずは自治体や専門機関に相談するのがベストですよ。

 

巣立ち後でも注意が必要なポイント

「もう巣立ったから大丈夫」と思って、すぐに巣を取ってしまうのも実は危険です。

ツバメは巣立った後もしばらくの間、巣の近くで飛び方や餌の取り方を学んでいます。
さらに、2回目の産卵や再利用のために巣に戻ってくることもよくあります。つまり、見た目にツバメがいなくても、完全に「使われていない」とは限らないのです。

また、巣立ち直後のヒナが近くに落ちていたりするケースもあるため、巣だけでなく周囲の状況もよく観察する必要があります。
軽率に撤去せず、しばらく様子を見て判断することが大切です。

 

自治体に相談すべき具体的な状況とは?

ツバメの巣によって、住環境に大きな被害が出ている場合(フン害、悪臭、施設の利用困難など)は、自分で判断せず、まずは自治体に相談しましょう。

多くの市町村には、鳥獣保護に関する相談窓口があり、状況に応じて撤去の許可申請や、専門業者の紹介などをしてくれます。
特に、店舗や学校など人の出入りが多い場所では、安全確保のためにもプロの判断が重要です。

相談時には「巣の場所」「状況(ヒナの有無など)」「被害の内容」などを詳しく伝えると、より適切な対応をしてもらえます。

自分勝手な判断で問題を大きくしないためにも、まずは相談を!

 

ツバメが巣立った後、巣はそのまま放置していいの?

巣立った後の巣には再利用の可能性がある

ツバメは毎年同じ場所に戻ってくる習性があります。
そのため、一度使った巣を翌年も使おうとすることがよくあります。

また、同じ年のうちに二度目の繁殖を行う「二番子」も珍しくありません。
つまり、巣立ったあとでも巣は「使い道のある大切な場所」なのです。

そのため、ツバメの巣が空になったからといって、すぐに撤去するのは避けたほうがよいとされています。

実際、多くの観察例では、一度巣立ったあとに、同じ巣を使ってもう一度卵を産むことも報告されています。
特に安全で人に優しいと感じた場所には、何度も戻ってくることがあるのです。
その意味でも、巣立ちのあとはしばらく様子を見て、再利用されているかを確認するのがベストです。

残された巣にいる寄生虫やフンの問題

とはいえ、巣を放置すると衛生面での問題が出てくることもあります。

ツバメの巣には、ダニやノミなどの寄生虫が残っている可能性があり、それが家の中に入ってきてしまうことも。
また、巣の下にたまったフンが乾燥して飛び散ると、空気中に病原菌がまき散らされることにもなりかねません。

このような衛生リスクがある場合は、巣の撤去を検討しても良いですが、やはり「いつ撤去するか」が非常に重要になります。
巣の中にヒナがいないこと、再利用の兆候がないことをしっかり確認した上で、なるべく丁寧に処理を行う必要があります。

清掃や撤去のベストタイミングとは

清掃や撤去を考える場合、ベストなタイミングは「繁殖期が完全に終わった秋以降」です。

具体的には、9月〜10月頃にツバメが南へ渡っていったあとであれば、再利用の心配もありませんし、ヒナの保護にも影響しません。

この時期であれば、自治体に相談した上で、合法的に巣の撤去を進めることも可能です。

撤去する際には、手袋やマスクを着用し、寄生虫やフンの飛散を防ぐようにしましょう。
また、撤去後は巣のあった場所をアルコールなどで清掃することも忘れずに!!

可能であれば、専門の清掃業者に依頼するのが安心です♪

巣を再利用させるメリットと注意点

巣を残すことには、実は大きなメリットもあります。

まず、ツバメは「安全だと感じた場所」に戻ってくるため、巣が残っていれば次の年も高確率で来てくれる可能性があるのです。
ツバメが来ることで害虫(特に蚊など)を食べてくれるため、自然の虫除け効果も期待できます。

ただし、再利用する際は衛生面にも注意が必要です。
たとえば、巣の下にフン受けトレーを設置する、こまめに掃除するなど、人間の生活に影響を与えない工夫が必要です。
近所とのトラブルにならないように、事前に理解を得ることも大切です。

 

鳥にやさしい巣の管理方法とは?

ツバメと人間が共存するためには、やさしい目とちょっとした工夫が必要です。

たとえば、ツバメの巣の下に板を設置してフンを受け止める「フン受け板」を使うことで、汚れを最小限に抑えることができます。
また、ツバメのために静かな空間を作るなど、ちょっとした配慮が効果的です。

もし巣を残す場合は、巣の状態を定期的に観察して、壊れたり汚れすぎたりしていないか確認しましょう。

巣を清潔に保つことで、ツバメも安心して戻ってきてくれます。
こうした工夫は、地域の子どもたちにとっても「生きた学び」の場になります。

 

雛が落ちた!そんな時どうする?正しい対応とNG行動

雛を拾ってもいい?法律とモラルの話

ツバメの雛が地面に落ちているのを見つけたら、つい「かわいそう」と思って拾いたくなりますよね。でもちょっと待ってください!
ツバメも「鳥獣保護法」の対象であり、許可なく捕まえることは原則禁止されています。

つまり、善意でも勝手に保護することは違法になる可能性があるのです。

では、どうすればよいのでしょうか?答えは「まずは様子を見る」ことです。

親鳥が近くにいる場合、雛の声や動きを頼りに、地面でも給餌を続けることが多くあります。
拾い上げてしまうことで、親鳥がどこにいるのかわからなくなり、育児放棄してしまうこともあるのです。

もちろん、明らかにケガをしている、車通りの多い道路にいるなど、「このままでは命の危険がある」と判断される場合は、やむを得ず保護する選択もあります。

ただし、その場合もまずは地元の動物保護センターや野鳥救護団体に相談することが大切です。

 

親鳥は雛を探している?見守りが基本の理由

ツバメは非常に親鳥の愛情が強い鳥です。

雛が落ちた場合も、すぐに見捨てることはせず、周囲を飛びながら鳴き声で呼びかけたり、落ちた雛に餌を運んだりする姿がよく見られます。
つまり、雛が落ちても親鳥が諦めていない可能性が高いのです。

このため、雛を見つけたらすぐに拾うのではなく、最低でも30分〜1時間はその場から少し離れたところで見守ることが大切です。

親鳥が戻ってくる様子が見られれば、そっとしておくのが最善の方法です。

人間の手で触れることで、親鳥が警戒して近寄らなくなることもあるため、できるだけ関与は控えるようにしましょう!

巣に戻せるケースとそうでないケース

落ちた雛を巣に戻せるかどうかは、その状況によって判断が分かれます。

まず大前提として、まだ巣に兄弟がいて、巣の高さが安全に届く範囲であること、親鳥が巣に戻ってくる様子があることが条件です。

はしごなどを使って無理なく戻せる場合は、手袋を着用して静かに巣に戻すことができます。

しかし、巣が高所にあり安全にアクセスできない、または親鳥がすでにいないような場合は、無理に戻すことはおすすめできません。
誤って落下させてしまったり、親鳥が警戒して巣に戻らなくなるリスクがあるからです。

このような場合は、地面に「簡易巣(小さなかごや箱)」を設けて、巣の近くに置いて様子を見る方法もあります。

 

保護が必要なときの連絡先と対応フロー

雛にケガがある、明らかに親鳥が戻ってこないなど、緊急性がある場合は、まず市町村の環境課、または動物保護センターに連絡を取りましょう。

また、日本野鳥の会地域の野鳥救護団体が対応してくれることもあります。
自治体によっては「野生鳥獣保護担当窓口」などが設けられており、専門家の判断を仰ぐことができます。

連絡時には「どこで雛を見つけたか」「どのような状態か(動いているか、親鳥の姿はあるか)」などの情報を詳しく伝えると、スムーズに対応してもらえます。

自己判断ではなく、必ず公的な相談先に確認をとるのがポイントです!

感染症対策として気をつけたいこと

ツバメは人に対して無害なイメージがありますが、野生の鳥である以上、体に寄生虫や細菌がついている可能性は否定できません。

特に鳥インフルエンザやサルモネラ菌など、人に影響を及ぼす病原菌を持っていることもあります。
そのため、万が一雛を触ったり、巣に手を伸ばした場合は、必ず石けんでしっかり手洗いを行い、アルコール消毒も忘れずに行いましょう。

子どもが触れた場合は特に注意が必要です。
ツバメは身近な存在ですが、「野生動物」であることを忘れず、無用な接触は避けるようにしましょう。

見守ることで命を守れるケースが多いということを、ぜひ覚えておいてください。

 

なぜツバメは毎年同じ場所に巣を作るの?

ツバメの驚くべき帰巣本能

ツバメは渡り鳥として有名で、春になると東南アジアなど暖かい地域から日本に戻ってきます。

そのとき、実に多くのツバメが「去年と同じ場所」に戻ってくるのです。
これが「帰巣本能」と呼ばれる習性です。
どうやって覚えているのか不思議に思いますが、ツバメは非常に優れた記憶力と方向感覚を持っていて、数千キロも離れた場所から自分の生まれた家に戻ることができるのです!

この本能は、生まれ育った場所を「安全」と認識することで形成されます。
だからこそ、一度安心して巣を作れた場所には、何年も連続して戻ってくるのです。
この行動は自然界では珍しくなく、ツバメ以外の鳥でも見られますが、特にツバメの帰巣力は非常に高いことで知られています。

 

同じ巣を使うリスクとメリット

同じ巣を再利用することには、メリットもデメリットもあります。

メリットとしては、時間と労力を節約できること。巣作りには約1週間ほどかかると言われていますが、既にある巣を使えば、その分すぐに卵を産み育て始めることができます。
これはツバメにとって非常に大きなアドバンテージです。

一方でデメリットとしては、古い巣にダニや寄生虫が残っていたり、構造が弱くなっていたりする可能性があることです。
また、前の年にその巣で子育てに失敗した記憶があれば、別の場所を探すこともあるようです。

つまり、同じ巣を使うかどうかは、「安全かどうか」が大きな判断材料になるのです。

 

古巣を選ぶ時のチェックポイント

ツバメが巣を再利用するかどうかは、「この巣はまだ使えるか?」というチェックをしているかのような行動で判断できます。

たとえば、巣の周囲を何度も飛び回ったり、巣の中をのぞいたり、少しずつ補強するような動きをしたりします。
これらの行動が見られる場合は、再利用を検討しているサインです。

人間側としては、巣が壊れていたり、フンが多くたまっていたりする場合は、補修や掃除をしておくと再利用されやすくなります。
ただし、繁殖期中に勝手に手を加えると、ツバメが警戒してしまうこともあるため、繁殖期の前(2月〜3月)に対応するのがベストです。

 

人間との共生を選ぶ理由とは?

ツバメがなぜ人間の住まいの近くに巣を作るのか、不思議に思ったことはありませんか?

その理由は「安全だから」です。

天敵であるカラスやヘビは、人間が出入りする場所にはあまり近づきません。
ツバメにとっては、人間の近くに巣を作ることで、卵やヒナを守りやすくなるという大きなメリットがあるのです。

また、家の軒先やガレージ、駅舎などは雨風もしのぎやすく、巣作りには理想的な環境です。
このような理由から、ツバメは昔から人間と共存する道を選び、私たちの暮らしの中に自然と溶け込んできたのです。

だからこそ、ツバメの存在は「幸運の象徴」ともされ、昔から大切にされてきました。

 

観察を楽しむためのポイントとマナー

ツバメの子育てを観察するのは、とても楽しい経験です。
卵からヒナがかえり、少しずつ飛べるようになっていく姿は、見ているだけで心が温まります。

ただし、観察にもマナーがあります。
まず、フラッシュを使った撮影や大声を出すのは避けましょう。ツバメがストレスを感じて巣を放棄することもあるからです。

また、巣に近づきすぎない、特に手で触れないようにすることも重要です。
雛や親鳥にとって、人間のにおいや接触は大きなストレスになります。

遠くから静かに見守ることで、ツバメの自然な姿を観察できるのです。

子どもと一緒に観察する際には、このようなマナーを教えることで、自然へのやさしさも学ぶことができますね(^^)

 

トラブルにならないために:ツバメとの上手な付き合い方

近所トラブルにならない巣の管理法

ツバメは可愛らしい存在ですが、巣の下にフンがたまってしまうことがあります。
これが原因で、近所の方とトラブルになってしまうことも少なくありません。

特に、玄関先や窓の上など、人の通り道に巣を作られてしまうと、衛生面や見た目の問題が気になる方もいるでしょう。

このようなトラブルを避けるためには、巣の下に「フン受けシート」や「段ボールトレー」などを設置するのがおすすめです。
市販のフン受けグッズもありますし、100円ショップの材料を使って自作することも可能です。

また、ツバメの巣を「見守っている」という意思を周囲に伝える張り紙を出すことで、理解を得やすくなります。

こうした一工夫で、ツバメと共に過ごす環境を、近隣の方とも共有しやすくなります。
何より、「自然を大切にする姿勢」は人間関係にも良い影響を与えてくれるでしょう。

 

雨樋や玄関に作らせない予防対策

一方で、「どうしてもこの場所には巣を作らせたくない」というケースもあります。

たとえば、エアコンの室外機の上や雨樋の中、車庫の出入り口などは、安全性や生活動線を考えると不適切です。
そんな時には、事前の「予防」が鍵となります。

具体的には、巣作りを始める3月〜4月の間に、ツバメがとまりにくいような「鳥よけテープ」や「網」などを設置しておくことが効果的です。
ただし、ツバメに害を与えるような針状のものや、粘着物は絶対に使わないようにしましょう。
鳥獣保護法に違反する可能性がありますし、倫理的にも好ましくありません。

見た目を損なわないように工夫しながら、安全にツバメを誘導する対策をとることが、共生の第一歩です。

 

人にも鳥にもやさしい「共生」のアイデア

ツバメと人が気持ちよく共に暮らしていくためには、「思いやり」が大切です。

たとえば、ツバメ専用の「巣台」を設けて、安全な場所に誘導するという方法があります。
また、巣の周りに説明の掲示をしておけば、来客や配達員にも理解を得やすくなります。

最近では、小学校や公共施設などで、地域ぐるみでツバメを見守る活動も増えています。
巣を守ることで子どもたちに命の大切さを伝えるきっかけになったり、観察日記を通じて学習に活かされたりするなど、多くのメリットがあります。

こうした共生の取り組みは、自然を身近に感じる素晴らしい方法です。少しの工夫と配慮で、私たちの暮らしはもっと豊かになるのです(#^^#)

 

学校や店舗での対応方法と注意点

学校や店舗など、公共性の高い場所では、ツバメの巣が衛生上の問題になることもあります。
そのため、「巣を撤去したい」と考えるケースもあるでしょう。
しかし、ここでもやはり勝手な判断はNGです。
まずは、ヒナがいるかいないか、親鳥が出入りしているかを確認しましょう。

必要であれば、環境課などの専門窓口に相談し、指導を仰ぎます。
また、巣を保護するか撤去するかに関しては、校内や店内での合意形成が必要です。張り紙で「ツバメの子育て中のため、ご理解ください」といった案内を出すだけでも、来訪者への配慮になります。

さらに、衛生対策として定期的な清掃、消毒も重要です。人が多く出入りする場所だからこそ、共生にはルールと工夫が求められます。

 

子どもと一緒に学ぶツバメの生態と守り方

ツバメの観察は、子どもにとって絶好の自然学習の機会です。

生まれたばかりのヒナが成長して飛び立つまでの過程は、命の尊さや自然の仕組みを学ぶ最高の教材です。
子どもと一緒にツバメを見守ることで、「命を大切にする心」が自然と育まれていきます。

また、観察日記をつけたり、写真を撮って記録したりするのもおすすめです。
夏休みの自由研究にもぴったりですし、近所の人とのコミュニケーションも生まれます。
大人にとっても、自然とのつながりを感じる貴重な時間になるでしょう。

このように、ツバメとの共生は、私たちの暮らしをより豊かにし、次の世代にも優しさを伝える素敵な方法なのです。

 

まとめ:ツバメとやさしく暮らすために

ツバメは私たちにとって、春の訪れを告げてくれる大切な存在です。だけど、ただ「かわいい」だけで接してしまうと、法律違反やトラブルを招くことも。

今回ご紹介したように、

  • 鳥獣保護法の理解
  • 雛をむやみに触らない
  • 巣立ち後もすぐには撤去しない
  • 清潔を保ちつつ共生する工夫
  • 子どもと一緒に命を見守る心

こういったことを意識するだけで、ツバメともご近所とも、ぐっと良い関係を築くことができます。

私も娘と息子に「命を大切にすること」を教えるために、一緒に観察日記をつけているんです(^_^

また来年も元気に帰ってきてくれるように、今できることを少しずつ続けていきましょうね!

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