スライ・ストーンの曲まとめ|『Family Affair』から始まる名曲とその裏話

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はじめに:スライ・ストーンの曲まとめとその魅力に迫る

こんにちは、在宅ワーママの実彩です。7歳の娘と4歳の息子、夫の4人暮らしで日々育児と仕事に奮闘しています(´︶`)
今回は、2025年6月9日に亡くなった音楽界の伝説、スライ・ストーンさんの代表曲やその魅力についてご紹介します。

 

スライ・ストーンってどんな人?

生い立ちと音楽の始まり

スライ・ストーン、本名シルヴェスター・スチュワートは、1943年にテキサス州で生まれました。幼い頃から音楽に親しみ、ピアノやギターを習得。家族全員がゴスペルを演奏していたこともあり、音楽は彼にとって日常そのものでした。

高校時代には複数のバンドに所属し、ソウルやロック、ジャズなど多様なジャンルを経験。その後ラジオDJとしても活躍し、黒人音楽と白人音楽を区別せずに紹介したことで注目を浴びました。

バンド結成と革新

1966年、伝説のバンド「スライ&ザ・ファミリー・ストーン」を結成。黒人・白人、男女混合のメンバー構成は当時としては異例で、人種や性別の壁を超える音楽集団として注目を集めました。

彼らの音楽は、ファンク、ソウル、ロックを融合した革新的なサウンドで、まさに新しい時代の幕開けを象徴していました。

最晩年と死因、6月9日逝去について

晩年は健康上の問題で表舞台から遠ざかっていましたが、2023年には自身の半生を描いた回顧録『Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)』を出版。

2025年6月9日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)により82歳で亡くなりました。彼の音楽と精神は、今も多くの人々の心に生き続けています。

 

スライ・ストーンの代表曲5選とその裏話

Everyday People

1968年発表のこの曲は、彼らの初の全米1位を記録した大ヒット曲です。人種や性別を問わず「みんな違って、みんないい」というメッセージが込められており、今も多くの人の心を打ちます。

スライはこの曲で、メンバー全員がヴォーカルを取るという斬新な構成を取り入れました。ベースのラリー・グラハムによるスラップ奏法は、その後のファンク音楽の基礎を築く技術となります。

Family Affair

1971年にリリースされ、こちらも全米1位を獲得した曲です。エレクトリックピアノの柔らかな音色と、内省的な歌詞が印象的な1曲。

家族という身近なテーマを扱いつつも、家庭内の不和や孤独感など複雑な感情を描いており、聴く人によってさまざまな解釈ができる奥深い楽曲です。

Dance to the Music

1967年のこの曲は、バンドのブレイクのきっかけとなった作品。“Get on up and dance to the music!”のフレーズは誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

メンバー全員が自己紹介的にソロパートをこなす構成で、それぞれの個性が強調された楽しいナンバー。ライブでも必ず盛り上がる定番曲です。

Sing a Simple Song

シングルのB面でありながら高い人気を誇る曲。複雑な展開ながらキャッチーなメロディと力強いリズムで、多くのミュージシャンにサンプリングされてきました。

特にドラムとベースのコンビネーションはファンクの教科書とも言える完成度。シンプルというタイトルとは裏腹に、非常に緻密な構成が魅力です。

Thank You / I Want to Take You Higher

この2曲は1969年に同時期に発表されたファンクの金字塔。特に”Thank You”はスラップベースの魅力を最大限に引き出し、後のプリンスやレッド・ホット・チリ・ペッパーズにも影響を与えました。

一方の”I Want to Take You Higher”は、ウッドストックなどの音楽フェスでも演奏され、会場を一体にするパワーを持った曲です。

 

曲に込められた社会的メッセージ

人種と平等への強い訴え

スライ・ストーンの楽曲には、常に”人は皆平等”というメッセージが込められています。”Everyday People”や”Stand!”はその代表例で、黒人差別が色濃かった時代に希望の光を与えました。

家族・仲間・愛

“Family Affair”や”If You Want Me to Stay”などでは、家族や仲間とのつながりをテーマにし、人間関係の大切さを伝えています。

社会不安と若者の声

ベトナム戦争や公民権運動など社会が揺れる時代に、若者の不安や怒りを代弁するような曲も多く、メッセージ性の強さが際立っています。

男女平等の表現

バンドには女性メンバーも在籍し、歌唱や演奏の面でも男女平等が実現されていました。そのスタイルは現代にも通じる多様性の先駆けです。

精神世界と自我

後期には内省的な楽曲も増え、”Thank You for Talkin’ to Me, Africa”などでは孤独や自我との対話がテーマとなっています。

 

スライ・ストーンの後世への影響と音楽遺産

スラップ奏法の普及

ラリー・グラハムが確立したスラップ奏法は、ベース演奏の新境地を開き、のちのファンク、ヒップホップ、R&Bに多大な影響を与えました。

ミュージシャンへの影響

プリンス、マイケル・ジャクソン、アウトキャストなど、多くのアーティストがスライ・ストーンからインスピレーションを受けています。

サンプリング文化への貢献

ヒップホップの台頭に伴い、彼の楽曲は頻繁にサンプリングされ、新たな命を吹き込まれています。

多様性の象徴

人種・性別の垣根を超えたバンド構成は、今日の多様性社会においても模範とされる存在です。

音楽フェス文化との結びつき

ウッドストックなど、音楽フェスとの親和性も高く、会場を一体にする力強いパフォーマンスは今も語り継がれています。

 

私のお気に入り曲とその理由

Everyday People:家族で一緒に歌いたい

娘と一緒に歌えるこの曲は、平和な日常を噛みしめるのにぴったり。お風呂上がりにリビングで流すと、みんな自然と笑顔になります(´︶`)

Family Affair:夜のひとときに

しっとりとした雰囲気で、夫と一緒にコーヒーを飲みながら聴くと落ち着いた気持ちになれます。家族について考えさせられる一曲です。

Dance to the Music:朝のエネルギー補給に

朝のバタバタした時間に流すと、子どもたちもテンションUP!朝ごはんの時間がちょっとしたライブ会場に変わります(笑)

Sing a Simple Song:気合いを入れたい時に

仕事前に聴くと「よし、今日もやるぞ!」という気持ちになります。私の中の勝負曲です!

Thank You:ひとり時間の贅沢に

夜、一人でゆっくり聴きたい一曲。音楽の奥深さとスライの才能にしみじみ感動します。

 

まとめ:スライ・ストーンの音楽の魅力とは?

スライ・ストーンは、ファンクというジャンルを作り上げただけでなく、人種・性別・年齢を問わず人々をつなげる音楽を作り続けました。2025年6月9日に逝去された今も、その音楽は色あせることなく、多くの人の心に残り続けています。

家族と楽しめる曲から、自分だけの時間に浸れる深い楽曲まで、彼の音楽は今聴いても新鮮です。ぜひ皆さんも、彼の代表曲を一度じっくり聴いてみてくださいね(´︶`)

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